コンサート

神奈川県民ホール 小ホール
2.9 Tue20:00
プロフェッショナル¥1,500
オーディエンス¥2,500
プロフェッショナル(要TPAM参加登録) オーディエンス
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出演:ジ・オブザバトリー
助成:ナショナル・アーツ・カウンシル シンガポール

2015年7月、ジ・オブザバトリーは7枚目となるアルバム『Continuum』をリリース。ガムランをフィーチャーした作品で、5枚目のアルバム『Catacombs』発表の直後にすでに完成していたものだ。ガムラン楽器をもとに自ら作り上げた独特な6音階の青銅楽器による全6曲の本作品は、彼らの音楽性に強いインスピレーションを与えた2年間のバリ島音楽の探求の成果だ。これまでもコラボレーションしてきたラッセ・マーハウグがアルバムラストに収録のリミックス・トラックに参加している。『Continuum』は反復されるフレーズやチューニングの変化によってビートを生み出し、バリ島やアフリカのリズム、プログレッシブロック、初期電子音楽、トランスミュージックが絡み合うダークで濃密な世界へと蠱惑する。

ジ・オブザバトリー(シンガポール)

シンガポールを拠点とするエクスペリメンタル/プログレ・ポストパンク/ネオサイケ/ダークウェーブ/アヴァンロックバンド。「ジ・オブザバトリーを現在構成しているのは変化するリズム、シンセベースの空間性、オシレーター、痛めつけられるギター。リフの核心には反復があり、いくばくかの真実をたたき出す。ノイズ、ロック、そしてメランコリー。動揺し分断された共同性。抑圧の新たな形式が抵抗の新たな戦略とぶつかり合う場所。アルバム『Oscilla』は我々の不完全な時代の想像的な揺らぎである。我々が体現する見えない獣の足どり。絶え間ない変化と不定形さ。それは新しい希望を示してもいる。声なき者たち、力なき者たち、貧しい者たちのために立ち上がる。収益と呼ばれる数学的規範以外に良心を持ち得ない現在のリアリティに対抗して、より勇気ある未来を想像する。我々の音楽は、我々の現在=未来を取り戻そうとするものだ。我々がどこに向かうのか、それはどのような環境的、道徳的代償を払ってなのか、決断するべきときが来ている」。

The Observatory

Photo: Philipp Aldrup

Photo: Philipp Aldrup