ⒸJung Geun Park

語りの方式、歌いの方式―デモバージョン

ユン・ハンソル × グリーンピグ(ソウル)

KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
2.10 Wed20:30
2.11 Thu14:00
2.12 Fri16:30
2.13 Sat19:30
2.14 Sun18:00
プロフェッショナル¥1,500
オーディエンス¥2,500
プロフェッショナル(要TPAM参加登録) オーディエンス
チケット予約

言語:韓国語(日本語・英語字幕付)

演出:ユン・ハンソル
作:チョン・ソンヒョン
ドラマトゥルク:キム・ミンスン
音楽監督:ミン・キョンヒョン
照明デザイン:チェ・ボユン
衣装デザイン:イ・ユソン
方言指導:カン・ボラム
パンソリ指導:アン・イホ
方言音声:キウォンの伯父さん
演出助手・字幕オペレーション:パク・ヒョンジ
演出助手・音響オペレーション:キム・ミヒョン

日本語翻訳:石川樹里
英語翻訳:チョン・ミョンジュ、ナム・ギユン
通訳・日本コーディネーター:藤本春美

出演:
クァク・ドンヒョン
キム・ヒョヨン
ナ・ユジン
パク・キウォン
パク・ハヌル
イ・ドンヨン
イ・ジョンホ
イム・ジョンヒ
チョン・ヤンア
チェ・ムンソク
チェ・ジヨン
ファン・ミヨン

製作:グリーンピグ、惠化洞(ヘファドン)1番地5期同人(初演)

口伝えの物語りを歌にし、その歌がまた口伝えで受け継がれた韓国の伝統的民俗芸能であるパンソリを題材にした作品。本作品では、パンソリ5大曲の1つで『三国志』の一部を題材にしている戦争ものである『赤壁歌』をとりあげている。パンソリに触れたことのない一般の人がパンソリを習う過程を舞台上に再現しており、同時にこの過程は口伝えで受け継がれたパンソリが形成された過程とシンクロします。戦いを扱ったパンソリという「伝統」が、現代の戦いや歴史的な出来事に接続していくことで、「伝統」の捉え方、現在へのつながりを探る一つの試みになります。

ユン・ハンソル(ソウル)

1972年生まれ。ソウルで社会学と演劇学を、ニューヨークの大学院で演劇演出を勉強。2006年、演劇集団グリーンピグを旗揚げ、移住、現代史、韓国の近代アーティストをテーマにした現代演劇連作を発表している。主な作品では『安山(アンサン)巡礼道』(2015、総合演出)、『1984』(2014)、『アカ。更生のための研究』(2013)、『頭脳手術』(2012)、『僕ってセックス王』(2011)、『ステップメモリーズ―抑圧されたものの帰還』(2010)など。現在、檀國(ダングック)大学教授。

ユン・ハンソル

tsc_jyuryokunote ⒸLIG Arts Foundation

グリーンピグ(ソウル)

演出家のユン・ハンソルが2006年旗上げ。「不穏な想像力」をスローガンとする演劇集団。考え方で世界を変えられるという信念と感性で新しい演劇的な試みを続けている。移住、戦争、韓国のアーティストへの再証明、韓国現代史などをテーマとして連作を作っている。代表作で『ステップメモリーズー抑圧されたものの帰還』(2012)、『僕ってセックス王』(2012)、『アカ。更生のための研究』(2013)、『頭脳手術』(2012)、『語りの方式、歌いの方式』(2014)などがある。2012年ドゥサンヨンガン芸術賞(ユン・ハンソル)、2013年韓国演劇大賞作品賞(『頭脳手術』)などと受賞した。 『ステップメモリーズー抑圧されたものの帰還』は2012年のフェスティバル/トーキョーに招聘され西巣鴨バージョンで上演され、演出家のユン・ハンソルは2015年京都芸術センターのレジデンスに参加し、京都のアーティストと『国家』という作品を上演した。

グリーンピグ