Solar: A Meltdown

ホー・ルイアン(シンガポール)

KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
2.7 Sun16:00 / 20:00
プロフェッショナル¥1,000
オーディエンス¥2,000
プロフェッショナル(要TPAM参加登録) オーディエンス
チケット予約

言語:英語(日本語字幕付)

構想・作・出演:ホー・ルイアン
助成:ナショナル・アーツ・カウンシル シンガポール

ホー・ルイアンがアムステルダムの熱帯博物館で偶然目にした、オランダの人類学者Charles le Rouxのマネキンの背中が汗で濡れたようになっている画像から始まるレクチャー。そこから帝国の「背後」、さらにいえば、帝国の背後を照りつけていた容赦ない太陽に迫ろうとする調査の旅が開始する。このヨーロッパの植民地政策を支える「太陽的無意識」を探り、レクチャーはさらに太陽を維持するための装置としての白人女性の像とpunkahwallah(手でうちわをあおぐ人)について思考をめぐらす。そして話は地球が危機的状況にある現代へと移っていき、最後は私たちが現在の状況から抜け出し、太陽に触れるために、汗の奪還を求める。

ホー・ルイアン(シンガポール)

現代美術、映画、パフォーマンス、思想が交差する地点で活動するアーティスト、作家。彼は映像について書き、語り、思考し、そして現代の視覚文化において、映像が出現し、伝達され、消滅する現場を探究する。これまで第2回コーチ=ムジリス・ビエンナーレ、サーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)、ストックホルム近代美術館、パリ造幣局美術館、シンガポール美術館、ルーマ・ヴェストバウ(チューリッヒ)、パラ/サイト・アート・スペース(香港)、ヴィト・デ・ヴィス現代美術センター(ロッテルダム)といった場所で、プロジェクトを発表してきた。また、アート・アジア・パシフィック誌のシンガポール編集員を務めるなど、多くの書籍・雑誌に協力しており、2011年には初めての小説『Several Islands(いくつかの島)』をシンガポールの現代アートセンター、ザ・サブステーションから刊行した。現在シンガポールを拠点に活動している。

Ho Rui An

Ho+Rui+Hans_prof