Photo: Satoshi Nishizawa

アジアン・アーティスト・インタビュー

YCC ヨコハマ創造都市センター 1F
2.6 Sat13:00-19:00
2.7 Sun - 2.13 Sat11:00-19:00
2.14 Sun11:00-17:00
無料

インタビュイー:JKアニコチェ(マニラ)、
ドナ・ミランダ(マニラ)、クゥワイ・サムナン(プノンペン)、
チェイ・チャンケトヤ(プノンペン)

インタビュアー:筒井潤(大阪)、羽鳥嘉郎(大森)

撮影・編集:池田泰教(大垣)、西澤諭志(東京)

 

国際協働の次なるステップを探るため、アジア各地で活動する次代を担うアーティストの背景や状況を聞き取り、アーカイブしていくプロジェクト。国外に展示招聘を受けるなど好評を得ています。昨年度ジャカルタ、ジョグジャカルタ、クアラルンプール、シンガポールで収録したインタビュー映像とともに展示します。

 

JKアニコチェ(マニラ)

アクションスター・ストーリーテラー。劇場やTVや街頭などで多彩な活動をしている。劇団シバット・ラウィン・アンサンブルの芸術監督で、2013年からパフォーマンスによるソーシャル・イノベーションをテーマにしたKARNABALフェスティバルのディレクターを務める。各地で子供たちに無償で物語を語るBANIGプロジェクトの創設者でもある。

JKアニコチェ

tsc_jyuryokunotePhoto: Geloy Concepcion

 

ドナ・ミランダ(マニラ)

振付家。フィリピン在住。大学で人類学を学び、フィリピン及びヨーロッパでコンテンポラリーダンスの専門的なトレーニングを受ける。現在は芸術形式としてのダンスと身体の関係性に批評的に取り組むことで振付の概念を追求している。公衆衛生と防災の活動を支援するライター・編集者としても活躍している。

ドナ・ミランダ

tsc_jyuryokunotePhoto: Brendan Goco

 

クゥワイ・サムナン(プノンペン)

1982年カンボジア・スヴァイリエン出身。プノンペンを拠点とし、パフォーマンス、写真、インスタレーション、彫刻など領域横断的に活動する。さりげなく象徴的な作品によって、マスメディアや政治の偏向した言動に抵抗し、歴史や現代の事件に新たな解釈を示す。最近の作品に『Footprints of Yantra Man』(クンストラーハウス・ベタニエン、ベルリン)がある。

SA SA BASSAC

tsc_jyuryokunotePhoto: Chum Chanveasna

 

 

チェイ・チャンケトヤ(プノンペン)

5歳からカンボジア古典舞踊の女役を習いはじめる。これまでワールド・ダンス・アライアンス(WDA)のブリスベン、香港、ニューデリーのコレオグラフィック・ラブズにおいて、世界的に有名なコンテンポラリーダンスの振付家たちと作品をつくってきた。また、ヨーロッパ、米国、そしてアジア各地を広くツアーするEmmanuèle Phuon、ピーター・チン、アルコ・レンツなど作品に主要ダンサーとして参加した。彼女自身、カンボジアで屈指の創造力に富む振付家であり、古典舞踊とコンテンポラリーダンスの両方で多くの作品を創作している。2014年には一部アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の助成を受け、フルブライト奨学生としてUCLAでダンス・振付の修士号を得た。彼女はドイツの振付家アルコ・レンツがカンボジアのダンサーたちとつくった作品『Crack』において中心的ダンサーを務め、この作品は2012年9月にスイスのチューリヒ・シアター・スペクタクルでZKB Patronage Prizeを受賞した。彼女はまた2013年のモー・オースティン舞台芸術賞の受賞者である。現在はアムリタ・パフォーミング・アーツの芸術監督を務めている。

Amrita Performing Arts

Photo: Isaac Oboka

Photo: Isaac Oboka

 

筒井潤(大阪)

大阪を拠点とする公演芸術集団dracomのリーダー、演出家、劇作家、俳優。2007年に京都芸術センター舞台芸術賞受賞。dracomでの活動の他、過去にはDANCE BOXのプロジェクト『新長田のダンス事情』や桃園会で演出。また、山下残振付作品、マレビトの会、維新派、羽鳥嘉郎演出作品などに出演。

dracom

tsc_jyuryokunote

 

羽鳥嘉郎(大森)

1989年ブリュッセル生まれ。演出家、けのび代表、「使えるプログラム」ディレクター(京都国際舞台芸術祭KYOTO EXPERIMENT、2013、2014)。ワークショップ《自治》では広義の演出と言える「心がけ」や「教え」を制作し、《おかず石》では石をおかずにご飯を食べる。2012年「演出集 しかしグッズ」刊行。

Photo: Andy Darrel Gomes

Photo: Satoshi Nishizawa

 

池田泰教(大垣)

1976年福島生まれ 映像作家
3つのインタビューと本人による再現によって構成される『3PORTRAITS and JUNE NIGHT』(2013)、49日間のドキュメンタリー作品『7×7』(2004)など、役者を使わない独自のナラティブな表現で映画制作を行い国内外の映画祭等で発表を続けている。

tsc_jyuryokunotePhoto: Masakazu Saito

 

西澤諭志(東京)

写真家。映像作家。カメラを用いて個人の身近な生活を記録し、そこに否応無く浸食し写り込んでいく社会的、経済的な要因にまで目を向ける。主な展覧会に「西澤諭志展 ドキュメンタリーのハードコア」(2011, SANAGI FINE ARTS, 東京)、「空想する都市学」(2014, TKG+, 台北)など。主な上映会に「火曜講座 西澤諭志『百光』上映」(2013, 立教大学)、「金川晋吾《father》上映」(2015, 熊本市現代美術館)など。

西澤諭志

tsc_jyuryokunote