国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013年2月9日 [土] - 17日 [日] 

TPAM in Yokohama 2013 > ショーイング・プログラム > インターナショナル・ショーケース

インターナショナル・ショーケース

TPAMは設立以来、国内外の公共/民間の芸術文化団体、見本市、フェスティバル、プラットフォーム、NPO、劇場、インディペンデントの制作者などとの長期的パートナーシップを構築してきました。彼らが舞台芸術を通して描く未来を示す多様なプロジェクトが、「インターナショナル・ショーケース」あるいは「TPAMディレクションPlus」として横浜に集結します。

TPAM has built long-term partnership with national and international, public and private arts organizations, arts markets, festivals, platforms, non-profit organizations, theaters and independent presenters since its establishment. Diverse projects that exhibit the future they draw through performing arts gather in Yokohama as “International Showcase” and “TPAM Direction Plus.”

アイディン・テキャル × 河崎純

イスタンブール公演(2012)
Photo: Cagil Ozdemir

 

db-ll-bass — 音、身体、楽器

 

2月12日(火)18:00
ヨコハマ創造都市センター 3F
TPAMパスでチケット不要
チケット:当日 ¥2,000

 


『db-ll-bass』(ダブルベース)は、歴史的に築かれてきた身体と楽器の関係を再検証しそれぞれの可能性を相互に拡張させることで、あらたな創造の領域を構築しようとする試みである。演奏する身体をダンスとして見たトルコのコレオグラファー、アイディン・テキャルと、音楽の宿る源泉を身体に求めたコントラバス奏者、河崎純の1年間の共同作業を経て、作品は2012年10月にイスタンブールで初演された。


 

コンセプト・コレオグラフィー:アイディン・テキャル
音楽・パフォーマンス:河崎純
照明:畠中泰正
舞台監督:白澤吉利
音響:国広和毅
プロデューサー:畠由紀

主催:Kiki Arts Project、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委員会
助成:公益財団法人セゾン文化財団、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
問合せ:Kiki Arts Project
詳細情報(他会場での公演あり)

 

 


アイディン・テキャル(コンセプト・コレオグラフィー)
トルコのコンテンポラリーダンスのパイオニア的存在として知られるコレオグラファー。ダンサーとの長期にわたる作業を通して身体の自由と独創的な動きを導くという独自のメソッドをとる。『aKabi』(2005年Haus der Berliner Festspiele初演)、『harS』(2008年Kunstenfestivaldesarts初演)など、多くの作品が海外のフェスティバルでも上演されている。最近の作品に『3つの位相』(2012年イスタンブール演劇祭初演)。


河崎純(音楽・パフォーマンス)
コントラバス奏者。身体の内奥から抉り出さすかのような即興演奏が聴く者、見る者に強いインパクトを与える。ソロ演奏、さまざまな音楽家との共演のほか、演劇・ダンスのための作曲・演奏も多く、Port B『ブレヒト演劇祭の約1時間20分』、静岡舞台芸術センター(SPAC)『大人と子供によるハムレットマシーン』など。言葉を介在する表現にこだわり、特に詩と音楽のワークショップに力を注ぐ。

青年団国際演劇交流プロジェクト2012
フィリップ・ケーヌ企画/ヴィヴァリウム・ステュディオ

 

Anamorphosis アナモルフォーシス

 

2月13日(水)12:30/18:45
KAAT 神奈川芸術劇場<中スタジオ>
TPAMパスでチケット不要
チケット:前売(チケットかながわ)・当日 ¥2,000

 


昨年のTPAM in Yokohamaで『セルジュの特殊効果』を上演し、独特のユーモアと世界観で日本の観客を魅了した演出家フィリップ・ケーヌが、青年団国際演劇交流プロジェクトにて再び登場します。これまでも数多くの才能を排出してきた青年団の実験工房・アトリエ春風舎で、青年団の女優4人と滞在制作を実施。彼女たちとの出会いからインスピレーションを得て生まれるフィリップ・ケーヌの新作にご期待下さい。


 

日本語上演・英語字幕あり

コンセプト・演出・舞台美術:フィリップ・ケーヌ
出演:村田牧子、木引優子、鄭亜美、中村真生

主催:(有)アゴラ企画こまばアゴラ劇場ヴィヴァリウム・ステュディオ、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委員会
共同製作:(有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場、ジュヌヴィリエ国立演劇センター、アンスティチュ・フランセ日本、ベルリンHAU劇場
助成:アンスティチュ・フランセ日本 – 外務・ヨーロッパ問題省レジデンスプログラムThéâtre Export
問合せ:青年団 03-3469-9107(12:00〜20:00)
詳細情報(他会場での公演あり)

 


©Victor Tonelli

フィリップ・ケーヌ
1970年生まれ。パリ在住。パリにて造形美術を学ぶ。10年近くにわたり、演劇やオペラの舞台美術や、現代美術の展覧会の会場構成を担当する。2003年、役者・造形アーティスト・音楽家・ダンサー・そして一匹の犬をメンバーとするカンパニー「ヴィヴァリウム・ステュディオ」を設立、脚本・コンセプト考案・演出を務める。2004年からはフランス国内だけでなく世界各地で創作・上演を行い、今作も既に5カ国でのツアーが決定している。

フォレスト・フリンジ at TPAM

Hear a Pin Drop Here by Holly Ramble
Photo: John Boursnell

 

 

“Playing with Cities”

 

2月14日(木)18:00–22:00
15日(金)– 17日(日)12:00–22:00
*スケジュール詳細は右上のタイムテーブルをご覧ください
BankART Studio NYK 3F
入場無料
15日(金)17日(日)にトークイベントあり
詳細⇒公式サイト

以下の2作品はご予約を受け付けます。

アント・ハンプトン『OK OK』
2月14日(木)18:00/19:00/20:00
15日(金)– 16日(土)13:00/14:00/15:00/18:00/19:00/20:00
17日(日)13:00/14:00
各回約45分・定員4名。ご予約はこちら⇒PCサイト携帯サイト

ベルリン・ネバダ『Still Night』
2月16日(土)21:00–21:45(20:45開場)
*定員に達したため、ご予約受付は終了いたしました。
*当日参加可(お立ち見の可能性あり。直接会場にお越しください)
*空席があれば当日でもご参加いただけます。当日のお問い合わせは080-4299-2830まで。

 


既存の上演形態にとらわれないパフォーマンスや展示、ワークショップを手がけることで定評のある英国のアーティスト主導型のアートユニット、フォレスト・フリンジとブリティッシュ・カウンシルが共同で提供するパフォーミングアートのショーケース & クリエイティブ・ラボ。“Playing with Cities(都市と遊ぼう)”をテーマに、都市空間におけるアーティストと観客の新たな関係性を、観客参加型のパフォーマンスや、日英のアーティストのコラボレーション、ワークショップなどを通して模索します。

フォレスト・フリンジ
アンディー・フィールドとデボラ・ピアソンの2人のディレクターにより、2007年のエジンバラ・フェスティバルの期間中に立ち上がったアーティスト主導型のジャンルを超えた実験的・冒険的パフォーミングアートの進化形。アーティストと観客が場をつくり、さまざまな体験を生み出し、新しい形のコミュニティーを形成していく。多彩なアーティストが集結することにより、個々のアーティストや作品では成立しえない、新たな街の姿が見えてきます。


 

主催:ブリティッシュ・カウンシル急な坂スタジオヨコハマ創造都市センター公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委員会
協力:高知県立美術館
問合せ:ブリティッシュ・カウンシル

 


Photo: Briony Campbell

アンディー・フィールド(フォレスト・フリンジ 共同ディレクター)
作家・パフォーマンス制作者・キュレーターとして、サウスバンク・センター、バタシー・アーツ・センター、ICA、グラスゴーのアーチといった場を舞台に、新しい上演形態のパフォーミングアートをプロデュースしている。「フォレスト・フリンジ」は、既存の演劇形態にとらわれないパフォーマンス作品の上演を手がけることで定評があるアーティスト主導型のプロジェクト。作家・コメンテーターとして、英国ガーディアン紙のウェブサイトで演劇に関するブログを掲載するほか、自身のサイトでも様々な意見を発信している。


アント・ハンプトン『OK OK』
英国のパフォーミングアーツユニット、ロトザザの創立者で劇作家・演出家のアント・ハンプトン。『エチケット』『ぐるぐる』など観客がパフォーマーとして作品に主体的に参加する作品を多く発表している。『OK OK』は、美術家Gert-Jan Stamとのコラボレーションプロジェクトとして2011年に発表。観客であり登場人物である4名の参加者が、台本を手に作品を作り出していく、観客参加型のパフォーマンス。
*観客自身によって日本語あるいは英語で上演


ブライアン・ローベル『Carpe Minuta Prima』
ニューヨーク生まれ、ロンドン在住のパフォーマー、ブライアン・ローベルによる観客参加型パフォーマンス。「カーペ・ミヌータ・プリーマ」とは「私の1分間をお楽しみください」という意味。「あなたの人生のうちの1分間を私に100円で売ってください」とパフォーマーが観客に請い、観客が演じる1分間の映像を撮影し、それを録画したDVDを100円で販売するという異色のパフォーマンス。
*特別パフォーマンスを開催 パフォーマー:石黒曜子、竹田英司(中野成樹 + フランケンズ)


ティム・エッチェルス『Give Up On Your Dreams』
パフォーマンスのみならず、ビジュアルアートなど多彩な作品を発表している英国のアーティスト。1984年に英国シェフィールドを拠点とするパフォーマンス・カンパニー、フォースド・エンタテインメントを設立し、世界各国で作品を発表する他、日本でもあいちトリエンナーレ2010やPostmainstream Performing Arts Festivalで作品を発表したほか、ダンサー・振付家の池田扶美代ともコラボレーションを行っている。今回は新作のインスタレーションを発表。
*展示


Picture by Silvia Mercuriali

ベルリン・ネバダ『Still Night』
英国の劇団シャントの創設メンバーのジェマ・ブロキスと、ロトザザにも参加していたシルヴィア・メレクリアーリのコラボレーションユニット、ベルリン・ネバダ。公共スペースを舞台に観客体験型のパフォーマンスを発表している。イタリアの作家、イタロ・カルヴィーノの代表作『見えない都市』に着想を得て制作された『Still Night』は、パフォーマンスの開催都市をモチーフに、観客に自分達の都市について新たなビジュアルイメージを提示する。
*英語上演・日本語訳あり


ホリー・ランブル『One Minute Birdwatching』『Hear the pin drop here』
英国を拠点に活動するサウンドアーティスト、ミュージシャンのホリー・ランブル。参加者と外に出て、あるルールに則って1分間で行うバードウォッチング・パフォーマンス『One Minute Birdwatching』と、虫ピンが地面に落ちるそのかすかな音を拾うために、騒々しい街の中をくまなくリサーチしながら、普段聞き過ごしてしまうような街のあらゆる音に耳を澄ませて繰り広げるパフォーマンス『Hear the pin drop here』を発表。
*『One Minute Birdwatching』英語上演・日本語訳あり
*『Hear the pin drop here』英語 + 日本語上演


plan b『a day in the life – the walkers of birmingham』
ソフィア・ニューとダニエル・ベラスコ・ロジャーズの2人によるユニット。パフォーマンス作品、長期的なプロジェクト、観客参加型プロジェクト、GPSなどの測位システムやオーディオを用いたプロジェクトを行い、その結果を長期のデータ収集活動として発表している。『A Day in the Life, the Walkers of Birmingham』はGPS追跡装置を用いて、人々の移動を24時間トレースし、都市に生きる人々のひとつの肖像を描き出したインスタレーション。
*展示


クリエイティブ・ラボ
日本と英国のアーティストが、横浜に滞在しながら新しい形で都市を開拓します。参加アーティストがうみだす新たな発想と創造の過程はインタラクティブに配信していきます。


エラ・グッド & ニッキー・ケント
エラ・グッド&ニッキー・ケントは、ブリストル出身のアーティスト。アーティスト主導で運営するResidenceのメンバー。会話、人間関係、参加といった人と人との微妙なコミュニケーションから大きなテーマやコンテクストを導き出す方法を模索しながら、会話形式のパフォーマンスを発表。


リチャード・デドメニシ
リチャード・デドメニシは世界中のさまざまな状態の中で起こる偶然の出来事や状勢のなかにうまれる予測不可能なつながりをコンセプチュアルアートの手法を利用してさまざまなパフォーマンスを展開。


デビー・ピアソン
アンディー・フィールドとともにフォレスト・フリンジの共同ディレクターを務めるデボラ・ピアソン。サイトスペシフィックの現代オペラの脚本家やソロパフォーマーとしても活躍。


ターニャ・エルホーリー
ターニャ・エルホーリーはロンドンとベイルートを拠点に活動するアーティスト。大英博物館からレバノン内紛中の軍事基地にいたるまでさまざまな場所で、観客を自身のコラボレーターとして巻き込みながら実験的・挑戦的なパフォーマンスを展開。


©Reiji Saito

佐々瞬
1986年宮城県生まれ、東京都在住。音、構造物、テクストなどがあわさる多層的な表現により、フィクションと現実、異なる時空を交差させ、「現在」を複数の豊かな可能性の中に開く。近年は、展示とパフォーマンスを組み合わせた活動も行う。主な参加展覧会に、「No Man’s Land」(在日フランス大使館、東京、2009年)、「大邱フォトビエンナーレ2012 Dance on a Thin Line」(大邱芸術発展所、韓国、2012年)、「MOTアニュアル2012」(東京都現代美術館、2012年)、「Omnilogue:Your Voice is Mine」(シンガポール国立大学美術館、シンガポール、2013年)など。


渡辺美帆子
1987年生まれ。渡辺美帆子事務所主宰。2010年日本大学芸術学部演劇学科演出コース卒業。同年、青年団演出部入団。2013年、美術家・俳優である遠藤麻衣と「二十二会」を結成。演劇(ヒトがヒトを見ること)を使い、ヒトがヒトとして認識されるのは何故か、及び、ヒトがヒトとして認識される際に起きる事象について、作品にしている。観客に対するアプローチが多く、見る側と見られる側が隔てられないような演出に特徴がある。ここにいながらにして、ここにはないものを描く。

エヴァン・ウェッバー & フランク・コックス=オコネル

Little Iliad
Photo: Trevor Schwellnus

 

リトル・イリアッド

 

2月16日(土)16:00/17:00* | 17日(日)13:30/14:30*
*終演後関連作品『Ajax』ビデオ上映あり(前回のチケットで入場可)
ヨコハマ創造都市センター 3F
TPAMパスでチケット不要
チケット:当日 ¥2,000

 


幼なじみの作家とアフガニスタンに向かう兵士がSkypeで再会し、トロイ戦争をめぐるほとんど知られていない物語をめぐって語り合う。1人は生で出演、もう1人は無地の粘土の人形に映像で投影される。ヘッドホンをつけて体験する親密な映画的演劇。現代のアーティストと兵士の共通点、「人が戦争に行く理由」を探究する作品。


 

英語上演・日本語字幕あり/上映・解説は日英逐次通訳つき

作・出演:Evan Webber、Frank Cox-O’Connell
協力:Trevor Schwellnus、Christopher Stanton、Pierre-Antoine Lafon Simard、Bojana Stancic
マネージメント:Kris Nelson / Antonym
制作:EW&FCO、Harbourfront Centre
制作協力:The Cork Midsummer Festival、The Banff Centre
助成:Ontario Arts Council、Toronto Arts Council、Canada Council for the Arts

主催:EW&FCOAntonym Productions、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委員会
助成:Canada Council for the Arts、Ontario Arts Council
問合せ:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 事務局

 


Photo: Trevor Schwellnus

エヴァン・ウェッバー & フランク・コックス=オコネル
カナダのトロントを拠点に、対話を通して演劇作品を作っている2人組。フランクは俳優・演出家・ロックドラマー。エヴァンは作家・パフォーマンスメーカーで、演劇やヴィジュアル・アートについても執筆。これまでに十数作をカナダ、米国、ヨーロッパで発表。カジュアルさ、参加性、自発性に構造的な厳密さを与え、パフォーマンスがいかにして現実を変え得るかについての進行形の考察を提示する。

モー・ル・プラデック

 

©Caroline Ablain

Professor

 

2月16日(土)19:30
KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
TPAMパスでチケット不要
チケット:前売(チケットかながわ)・当日 ¥2,000

 


モー・ル・プラデックは、現在、新しい世代のフランス人振付家の中でも、最も注目される人物の1人です。彼女は、私たちが観たいと夢見るような、音楽を具象化し、奔放な想像力に開かれた、音楽と対峙するダンスを生み出します。ファウスト・ロミテッリの楽曲の持っている、ロック音楽のエネルギーや、アシッド・エレクトロ・ミュージックの炸裂や高揚感が、舞台上で具現化し、絶え間ないカタストロフィーや幻覚的な光景を生み出す、表現主義のダンスとなります。


 

コンセプト・振付:モー・ル・プラデック
音楽:ファウスト・ロミテッリ『Professor Bad Trip』
出演:ジュリアン・ガレ=フェレ、フェリックス・オット、トム・ポーウェル

主催:アンスティチュ・フランセ横浜、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委員会
助成:アンスティチュ・フランセ
問合せ:アンスティチュ・フランセ横浜 045-201-1514
詳細情報


モー・ル・プラデック
1999年、モンペリエの国立振付センター(CCN)でコンテンポラリー・ダンスを学ぶ。ダンサーとして岩淵多喜子、マチルド・モニエ、ボリス・シャルマッツ、メッテ・インヴァルセン等の振付家のダンサーとして活躍。2010年には初の振付作品『Professor』を、翌年には『Poetry』を制作。作曲家ファウスト・ロミテッリを巡る2部作となる。2013年には、音楽グループ「Bang on a Can All-Stars」とのプロジェクトのため、ニューヨークにてレジデンスを行う。

ダニエル・コック

Photo: Jason Tong

 

Q&A

 

2月17日(日)19:00
KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
TPAMパスでチケット不要
チケット:前売(チケットかながわ)・当日 ¥2,000

 


『Q&A』はパフォーマンスの経済学 — コンシューマリズムの文脈での、アーティストと観客の間の社会契約と欲望の政治学 — を探究する作品です。パフォーマーは観客に「何がご覧になりたいですか」と尋ね、観客は受動的な存在であるという前提を取り除くことから始めます。そして彼らがなぜ劇場にいるのか、パフォーマーに何を期待しているのかが明らかになっていきます。


*『Q&A』は上演地での事前アンケートに基づいて作られます。ぜひアンケートを通しても作品に参加してください!
アンケートに参加する
*日本に在住の方が対象です(TPAM登録やチケットの有無は問いません)
*入力締切:2月8日(水)


 

英語上演・日本語通訳つき

リサーチ・振付・出演:Daniel Kok
ドラマターグ:Lim How Ngean
コンサルタント1(経済学):Chris Ho
コンサルタント2(社会学):Eddie Koh
グラフィック・デザイナー:Jason Tong
舞台監督・デザイン:Yap Seok Hui
通訳:Darryl Wee
プロデューサー:Tang Fu Kuen
委嘱:シンガポール・アーツ・フェスティバル2009

主催:タン・フクエン、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2013 実行委員会
助成:ナショナル・アーツ・カウンシル・シンガポール
問合せ:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 事務局

 

 


Photo: Jason Tong

ダニエル・コック
2008年にナショナル・アーツ・カウンシル(シンガポール)からYoung Artist Awardを授与される。2009年にシンガポール・アーツ・フェスティバルに委嘱された『Q&A』はエジンバラ、リスボン、香港、ベルリン、バンコク、ウィーンをツアー。F/T12公募プログラムでは『ゲイ・ロメオ』がF/Tアワード最終選考対象3作品の1つとなった。また、Esplanadeに『Hokkaido』(2010)と『The Cheerleader』(2012)を委嘱され、コンテンポラリー・ポールダンス作品をベルリンのTanz Im August/Tanznachtの一環X-Choreografenにて発表(2012)。美術と批評理論をGoldsmiths Collegeで、振付をLaban Centreで学び、Inter-University Centre for Dance(HZT)で修士号取得。