Photo: Thomas Aurin

 

ドイツを拠点にする「コンスタンツァ・マクラス/ドーキーパーク」は世界でも類をみない、ヨーロッパを代表するパフォーミングカンパニー。ダンスだけでなく、演劇や歌、衣装、舞台美術など作品全体において想像を越える衝突やコンビネーションと多用されるテキストは、現代社会を反映しながら感情や人の持ち合わせるエッセンスをダイレクトに観客へと伝え、時代の最先端を常に走り続けています。斬新かつユーモラスな作風は、サイトスペシフィックなパフォーマンスやファッションショーなどにも活躍の場を広げています。

 

コンスタンツァ・マクラス
ブエノスアイレス生まれ、大学にてダンスやファッションデザインを学び、その後、アムステルダム、ニューヨーク(マーサ・カニングハム・スタジオ)でダンスを続け、1995年ベルリンに活動の拠点を移す。2003年に「コンスタンツァ・マクラス/ドーキーパーク」を立ち上げ、以来毎年新作を発表。2012年秋には、イギリスのウェールズ地方の森を舞台に野外パフォーマンスを行い、好評を博した。ダンサーや俳優、ミュージシャンなど幅広いジャンルと年齢層によって繰り広げられる舞台は、あらゆる要素が混在しつつも、ひとつの世界観を舞台上に提示する。代表作に、『ヒア/アフター』(2011)『メガロポリス』(2009)『ヘル・オン・アース』(2008)など。