インターナショナル・ショーケース

各国の舞台芸術団体との提携によるショーケース。全て日本初演。
パスでご覧いただけます[各作品の単券は\1,500で販売します]。

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チェ・ジナ/劇団ノルタン [韓国]

1洞28番地、チャスクの家

家そのものがこの舞台の主役です。実際に家が舞台上に建てられ、観客は、土、水、風、時間、アイデアを組み合わせるという意味を持つ「建てる」という言葉が、「解体」という言葉と同義になるということを真に知ることになります。そしてその解体のプロセスを通して、ばらばらになった私たちの心の破片が見いだされていきます。このパズルを私たちは「再構築」あるいは「家を建てる」と呼ぶのです。この作品はデサン文学賞最優秀戯曲賞、「今年の最優秀戯曲7本」、ドンア演劇賞最優秀戯曲賞を2010年に受賞しています。(韓国語上演、日本語・英語字幕つき)

チェ・ジナ
演出家。俳優として活動を開始。劇団ノルタンを2004年に設立以来、劇作と演出を担当。演劇独自の表現を一貫して追求し、舞台を俳優の生き生きとしたエネルギーで満たし、「日常生活をリアルでフレッシュでユニークな視点で描く」と評価されている。

チケット
[e+][チケットかながわ]※公演前日まで
・当日券について

日時:2月14日(火) 20:00
会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
主催:ソウル舞台芸術見本市(PAMS)、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2012 実行委員会
制作:南山アーツセンター、劇団ノルタン

チェ・ジナ/劇団ノルタン [韓国]

ホセ・ナヴァス/カンパニー・フラック [ケベック/カナダ]

ペルソナ

ペルソナ(persona)とは、他者に向けて示される、あるいは他者によって知覚される、誰かの属性のことです。ラテン語の「仮面」という言葉から派生した言葉で、作家や俳優が作り出す役や人物像という意味もあります。『ペルソナ』(Personæ=Personaの複数形)は、ホセ・ナヴァスの新作ソロ作品です。作品に現れる六つの属性あるいは役柄は、欲望と神性、現前と不在、それらの交錯と混交についての、ナヴァスの濃密で個人的な考察へと観客を導きます。ラフマニノフ、ラヴェル、ヴェルディ、ヴィヴァルディ、パティ・スミスの音楽を通して、『ペルソナ』は観客を魂の旅へと案内します。

ホセ・ナヴァス
カンパニー・フラック設立者、芸術監督。抽象的なグループ作品やコンテンポラリー・バレエ作品とともに、自身の情熱的なソロ作品を発表している。2010年夏よりBallet BCのコレオグラファー・イン・レジデンス。作品は南北アメリカ、ヨーロッパ、アジアの40カ国で上演されている。

チケット
[e+][チケットかながわ]※公演前日まで
・当日券について

日時:2月16日(木) 20:00
会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
主催:CINARS、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2012 実行委員会

http://www.flak.org/

ホセ・ナヴァス/カンパニー・フラック [ケベック]

フィリップ・ケーヌ/ヴィヴァリウム・ステュディオ [フランス]

セルジュの特殊効果

主人公セルジュは、毎週日曜に彼のアパルトマンの一室で、特殊効果を使った数分間のパフォーマンスを友人たちの前で披露するのですが…。
無邪気さを装いつつ、演劇的創意をアイロニカルに扱った本作は、クリエイティブな行為は、どんなものであれ、もったいぶっていることを示しています。夢のようなポエジーの漂う、素朴さを装った本作品において、フィリップ・ケーヌは造形美術、音楽を駆使し、あらゆる試みを重ねながら、舞台装置のエクリチュールを追求しています。(英語・日本語上演、日本語通訳つき)

フィリップ・ケーヌ
造形美術を学ぶ。脚本、コンセプト考案、演出をした作品に、『La Démangeaison des ailes』(2003年)、『Des Expériences』(2006年)、『D’après Nature』(2006年)、『La Mélancolie des dragons』(2008年)、『Big Bang』(2010年)、『Pièce pour la technique du Schauspiel de Hanovre』(2011年)がある。2013年、青年団とのコラボレーションを行い、日本人俳優とともに作品制作予定。

チケット
[e+][チケットかながわ]※公演前日まで
・当日券について

日時:2月18日(土) 19:30
会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
主催:東京・横浜日仏学院、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2012 実行委員会
助成:アンスティチュ・フランセ
協力:フランス芸術振興会(Onda Office national de diffusion artistique)

http://www.vivariumstudio.net/

フィリップ・ケーヌ/ヴィヴァリウム・ステュディオ [フランス]

クドゥス・オニケク [フランス]

STILL/life

2011年アヴィニョン国際演劇祭で上演された本作『STILL/life』では、振付家ダミアン・ジャレと音楽家シャルル・アンブラールがコラボレーションに参加。人間を残忍な怪物に変容させるものが何であるかを理解しようとする試みが、ダンス、演劇、音楽そしてアクロバットの要素を持つ横断的フォルムと、オニケクの高い身体能力によって表現されています。

クドゥス・オニケク
1984年ナイジェリアのラゴス生まれ。フランス国立サーカス学校にて学ぶ。Heddy Maalem、ジョルジュ・ラヴォーダン、ジャン=クロード・ガロッタ、Mouise Touré、シディ・ラルビ・シェルカウイのダンサーとして活躍。振付作品『MY EXILE IS IN MY HEAD』が2010年のDanse l’Afrique Danseで賞を得る。2011年、アヴィニョン国際演劇祭で『STILL/life』を上演。

チケット
[e+][チケットかながわ]※公演前日まで
・当日券について

日時:2月19日(日) 17:15
会場:KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>
主催:東京・横浜日仏学院、国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2012 実行委員会
助成:アンスティチュ・フランセ
協力:フランス芸術振興会(Onda Office national de diffusion artistique)

http://www.ykprojects.com/

クドゥス・オニケク [フランス]