演劇クエスト・横浜トワイライト編 受付:ヨコハマ創造都市センター(YCC)1F 2.9 Mon ‐ 2.15 Sun 受付11:00 – 13:00(冒険終了 17:00) ※2.10 Tue は休演 “宮永 […]
2年間を通して「演劇」の定義に対する拡張と疑心をテーマに、現在の劇場機能において失われている視点、「演劇」を発展させる視点について模索してきました。劇場は再び垣根なく人が集えるコモンとして機能することができるのだろうか、また劇場型の《見る→見られる》という関係性で我々は本当に観客と「演劇」を共有できるのだろうか。昨年のTPAMディレクションで、作品の展示会場が「演劇」と「日常」が交差するサロンとして機能したことに、「日常」とつながる「演劇」の可能性を感じました。土地や街の歴史が戯曲の礎となり、そこで暮らす人々は俳優にも観客にもなる、「日常」に、「演劇」が《ある》という状態が可能なのではないか。私が今回選出したアーティストは、批評と編集を生業とするふたり組のユニットです。彼らの活動の源には、土地、その地に住む人への強い関心があります。彼らの試行が劇場をよりパブリックな場に拡張させ、より多様な観客との関係を築ける「演劇」を生み出せるのではないかと考えています。