Photos courtesy of SPAC – Shizuoka Performing Arts Center

メフィストと呼ばれた男

SPAC – 静岡県舞台芸術センター(静岡)

KAAT神奈川芸術劇場 ホール
2.14 Sun11:00 / 18:00
プロフェッショナル¥1,500
オーディエンス¥3,000

※ご来場順にご案内いたします

プロフェッショナル(要TPAM参加登録) オーディエンス
チケット予約

言語:日本語(英語字幕付)

演出:宮城聰
作:トム・ラノワ(クラウス・マンの小説に基づく)
音楽:棚川寛子
空間構成:木津潤平
翻訳:庭山由佳
翻訳協力:大西彩香
出演:阿部一徳、大高浩一、加藤幸夫、桜内結う、鈴木陽代、鈴木麻里、大道無門優也、たきいみき、布施安寿香、本多麻紀、吉植荘一郎、若菜大輔、渡辺敬彦
製作:SPAC – 静岡県舞台芸術センター

原作は、1936年に書かれたクラウス・マンの小説『メフィスト』。当時、ドイツ最高の俳優と謳われ、国立劇場の芸術監督でもあった実在の人物グリュントゲンスをモデルとし、発禁状態にまでなった小説は、フランスの太陽劇団により舞台化され、ハンガリーのサボー監督による映画でも知られる。時代に翻弄される天才俳優の姿を通し、「劇場とは、芸術とは何か?」を問いかける社会派作品に、気鋭の劇作家トム・ラノワはさらに自由かつ大胆な翻案を試み、劇中劇として古今の有名戯曲の名場面を織り交ぜた。2015年春、宮城聰がSPAC俳優陣と共に日本初演。

※アフタートーク 14:30〜(スピーカー:宮城聰、モデレーター:白井晃)

宮城聰(演出)

1959年東京生まれ。演出家。SPAC – 静岡県舞台芸術センター芸術総監督。東京大学で小田島雄志・渡辺守章・日高八郎各師から演劇論を学び、1990年ク・ナウカ旗揚げ。国際的な公演活動を展開し、同時代的テキスト解釈とアジア演劇の身体技法や様式性を融合させた演出は国内外から高い評価を得ている。2007年4月SPAC芸術総監督に就任。自作の上演と並行して世界各地から現代社会を鋭く切り取った作品を次々と招聘、また、静岡の青少年に向けた新たな事業を展開し、「世界を見る窓」としての劇場づくりに力を注いでいる。2014年7月アヴィニョン演劇祭から招聘されブルボン石切場にて『マハーバーラタ』を上演し絶賛された。その他の代表作に『王女メデイア』『ペール・ギュント』など。2004年第3回朝日舞台芸術賞受賞。2005年第2回アサヒビール芸術賞受賞。

宮城聰(SPAC)

Photo: Ryota Atarashi

Photo: Ryota Atarashi

トム・ラノワ(作)

1958年ベルギー生まれの小説家、詩人、コラムニスト、シナリオライター、劇作家。現在はベルギー・アントワープと南アフリカ・ケープタウンに居を構える。オランダ及びフランダース地方で最も人気のある作家であり、多くの作品がヨーロッパの主要な演劇祭で上演されている。

Tom Lanoye

Photo: Stephan Vanfleteren

Photo: Stephan Vanfleteren