TPAM in Yokohama 2012 (国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2012)

主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2012 実行委員会
(構成団体:国際交流基金、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、国際舞台芸術交流センター)

舞台芸術AIRミーティング@TPAM

美術、文学、音楽などに続いて、舞台芸術の分野でも盛んになりつつあるアーティスト・イン・レジデンス(Artist in Residence/AIR)。「グローバル」と「ローカル」が対立概念ではなくなりつつある現在、アーティストが地域、国境を越えて継続的な活動拠点を構築することが期待され、同時にアーティスト自身の創作欲求から移動するケースも少なくありません。また多様なアートフォームの発展により、従来の言語の壁を乗り越え、同時代の社会に対応する新しい言語の創造に立ち向かうアーティストたちにとって、アイディアや創作のための時間と空間の必要性が高まっています。AIRはそのニーズに応え得るのか、舞台芸術のAIRに特有の意義と課題とは何か。AIRを実践している国内外の団体や、AIRを経験した/これからするアーティストを招き、多角的に議論・考察し、ネットワークを構築するための国際ミーティングを開催します。

会期
2月13日(月)- 16日(木)[京都:2月21日(火)-22日(水)]
会場
ヨコハマ創造都市センター(YCC)3F、BankART Studio NYK、KAAT神奈川芸術劇場、京都芸術センターほか
入場料(横浜)
1セッション ¥500(当日受付のみ)
AIRナイトラウンジ1&2 ¥1,000(ワンドリンクつき)
TPAMパスで無料(AIRナイトラウンジ1&2ではワンドリンクご購入ください)
京都でのプログラムは
http://air-kyoto.com/ (お問い合わせ 075-752-4311)

<セッション1>
2月13日(月)14:00–16:00
ヨコハマ創造都市センター(YCC)3F

日本の舞台芸術におけるAIRの現在

AIRプロジェクトに取り組んでいる国内の団体・施設からスピーカーを招き、これまで行なってきたプロジェクトの実績や、日本のAIRが抱える課題・展望について話し合います。

スピーカー
杉崎栄介(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団協働推進グループ アーツコミッション担当)
竹下暁子(山口情報芸術センター[YCAM]パフォーミングアーツ企画制作)
日沼禎子(女子美術大学准教授)、横堀ふみ(Dance Box プログラムディレクター)

モデレーター
久野敦子(セゾン文化財団 プログラムディレクター)

<セッション2>
2月13日(月)16:30–18:30
ヨコハマ創造都市センター(YCC)3F

アーティストに聞く―今、なぜAIRか?

AIRに取り組んでいる/これから取り組む国内のアーティストを招き、場所を移動して作品を創作する理由、AIRプログラムへのモチベーションについて、アーティストの視点で話していただきます。

スピーカー
危口統之(悪魔のしるし 演出家/揚重工)
篠田千明(快快 演出家/イベンター/世界的いそうろう)
捩子ぴじん(振付家/ダンサー)
塚原悠也(contact Gonzo ダンサー)

モデレーター
久野敦子(セゾン文化財団 プログラムディレクター)

<セッション3>
2月14日(火)10:00–12:00
ヨコハマ創造都市センター(YCC)3F

AIR in Asia 1

アジアのAIR施設運営者、AIRプログラムを実施しているオーガナイザーやアーティストを招き、アジア地域における舞台芸術AIR特有の文脈や課題、展望について議論します。

スピーカー
ウェン・ホイ(生活舞踏工作室 [Living Dance Studio]、中国)
ビルキス・ヒジャス(Rimbun Dahan、マレーシア)
ジャヤチャンドラン・パラジー(Attakkalari Centre for Movement Arts、インド)
リュ・スンヒョ(Busan Independent Cultural Space AGIT、韓国)
チェ・ソクキュ(AsiaNow productions、韓国)
ピチェ・クランチェン(振付家/ダンサー、タイ)

<セッション4>
2月14日(火)13:00–15:00
ヨコハマ創造都市センター(YCC)3F

AIR in Asia 2:ラウンドテーブル

セッション3のスピーカーに加え、AIRプロジェクトを実施している公共ホールや民間施設からプレゼンターを招き、持続可能な環境整備のために必要とされるネットワーク構築につなげるためのラウンドテーブルを開催します。

参加者
ウェン・ホイ(生活舞踏工作室 [Living Dance Studio]、中国)
ビルキス・ヒジャス(Rimbun Dahan、マレーシア)
ジャヤチャンドラン・パラジー(Attakkalari Centre for Movement Arts、インド)
リュ・スンヒョ(Busan Independent Cultural Space AGIT、韓国)
チェ・ソクキュ(AsiaNow productions、韓国)
ピチェ・クランチェン(振付家/ダンサー、タイ)
藤田直義(高知県立美術館 館長)
齋藤啓(鳥の劇場)
近藤恭代(金沢21世紀美術館 交流課長/チーフ・プログラム・コーディネーター)
斎藤ちず(NPO法人コンカリーニョ 理事長)
久野敦子(セゾン文化財団 プログラム・ディレクター)
竹下暁子(山口情報芸術センター[YCAM]パフォーミングアーツ企画制作)
山本麻友美(京都芸術センター プログラム・ディレクター)

<ショーイング1>
2月14日(火)16:45–18:15
KAAT神奈川芸術劇場<中スタジオ>

トヨタコレオグラフィーアワード ショーイング

トヨタ自動車と世田谷パブリックシアターの提携事業として、次代を担う振付家の発掘と育成をめざすトヨタコレオグラフィーアワード(2001年創設)。本アワード「次代を担う振付家賞」受賞者によるショーイングを行います。

参加振付家
黒田育世(2003年受賞者)
東野祥子(2004年)
隅地茉歩(2005年)
白井剛(2006年)
鈴木ユキオ(2008年)
*上演順未定

主催:TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 実行委員会、トヨタ自動車株式会社、国際舞台芸術交流センター
共催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2012 実行委員会
提携:公益財団法人せたがや文化財団、世田谷パブリックシアター
企画・制作:トヨタコレオグラフィーアワード事務局

<セッション5>
2月15日(水)10:00–12:00
ヨコハマ創造都市センター(YCC)3F

AIR—新しい共有の形

坂口恭平氏は原発事故直後に東京から熊本に移動、「ゼロセンター」と「新政府」を立ち上げ、被災者を受け入れながら「生活」という概念の徹底的な見直しに取り組んでいます(今回のTPAMでは「モバイルハウス」を展示)。過酷な抑圧下にある表現者をAIRのスキームを使ってサポートする組織「freeDimensional」の創始者であるトッド・レスター氏とともに、それぞれの活動を紹介していただき、「場所を移動して新たな環境に一定期間身を置く」というAIRの基本条件が現在持ち得る可能性について議論します。

スピーカー
トッド・レスター(Global Arts Corps エグゼクティヴ・ディレクター)
坂口恭平(建築家/作家/画家/新政府総理大臣)

<セッション6>
2月15日(水)13:00–15:00
ヨコハマ創造都市センター(YCC)3F

AIR—新しい共有の形:ラウンドテーブル

セッション5から、ラウンドテーブル形式で議論を継続します。

参加者
トッド・レスター(Global Arts Corps エグゼクティヴ・ディレクター)
坂口恭平(建築家/作家/画家/新政府総理大臣)

<ショーイング2>
2月15日(水)17:30–19:00
BankART Studio NYK NYK ホール

日本―フィンランド・コンテンポラリーダンス・レジデンス・エクスチェンジ共同製作プログラム:エルヴィ・シレン『Kite』

互いの国のダンス環境、国際的な活動の可能性を広げるため、日本とフィンランド両国での作品制作・公演を実施するプロジェクト。今回は、フィンランド人振付家エルヴィ・シレンが日本人アーティストと制作中の作品『Kite』のショーイングです。

振付:エルヴィ・シレン
作曲・音響デザイン:アーケ・オッツサラ
照明デザイン:藤本隆行
出演:垣尾優、川口隆夫、玉邑浩二、岩淵多喜子、立石裕美

共同企画・主催:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク、ZODIAK
共催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2012 実行委員会

<セッション7>
2月15日(水)19:30–21:30
ヨコハマ創造都市センター(YCC)3F

基調講演:創造活動、社会正義、AIR

採録(PDF 680KB)

アーティストの表現や発言がその地の政治的・社会的・経済的・軍事的その他の圧力によって不可能になること、そればかりか自身の生存さえ危うい状況に追い込まれることは、世界では決してまれな事ではありません。そうしたアーティストや文化関係者を各国のAIR施設や機関と協力してサポートするなど、AIRの役割を大きな視点から問うてきたトッド・レスター氏。現在は、Global Arts Corpsのエグゼクティヴ・ディレクターに就任し、世界各地の紛争地帯の根本的な和解を推し進める一助として、対立するグループ双方から演劇人が一定期間レジデンスに参加し、作品を創作し、ツアーをするなどのプロジェクトに取り組んでいます。これらの活動を紹介するとともに、創造活動、社会正義の観点から、大きくAIRの可能性を示唆する基調講演です。

スピーカー:トッド・レスター(Global Arts Corps エグゼクティヴ・ディレクター)

<最新AIR実践報告1:STスポット>
2月15日(水)22:00–23:00
試聴室その2

AIRナイトラウンジ1:トークセッション―サーカムスタンス

英国を拠点に活動するサーカムスタンスは、公共空間で生じる偶発性とテクノロジーを用いた様々なプロジェクトを展開し、日常に潜む詩情を現実の空間に顕在化させるアーティストグループです。現在、彼らは横浜に滞在し、新たな作品に取り組んでいます。これまでの作品をふり返りながら現在進行しているプロジェクトについてお話しいただきます。

スピーカー
ダンカン・スピークマン、サラ・アンダーソン(サーカムスタンス)

モデレーター
大平勝弘(STスポット 館長)

<ツアー!>
2月16日(木)10:30–12:30

ヨコハマAIR施設めぐり!(要予約、定員あり)

<最新AIR実践報告2:高知県立美術館×国際舞台芸術交流センター>
2月16日(木)22:00–23:00
試聴室その2

AIRナイトラウンジ2:パフォーマンス♪―ジェイコブ・ウレン×工藤冬里

『アンリハースド・ビューティー/他者の天才』『生殖行為によって家族は作られる』などの異端的で鋭い演劇作品で知る人ぞ知るモントリオールのグループ、PME。その演出家ジェイコブ・ウレン氏が長きに渡って尊敬していた天才ミュージシャン工藤冬里氏とついに出会い、工藤氏の拠点である松山にてAIRを行なっています。その経過をライブ形式で報告します。

出演
ジェイコブ・ウレン(PME-ART)
工藤冬里(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)